清めの儀礼「修祓(しゅばつ)」を受ける参列者=佐賀市の白鬚神社

 佐賀市久保泉町の白鬚(しらひげ)神社で19日、疫病鎮静祈願祭があった。今年は新型コロナウイルス感染症拡大を受け、国の重要無形民俗文化財に指定されている「田楽」の奉納は中止して神事のみ行い、疫病退散や地域の安寧を祈った。

 地元住民ら約150人が参拝した。神事の参加者は清めの儀礼「修祓(しゅばつ)」を受け、神への思いを込めて神前に「玉串」を供えて拝礼した。宮司の西原清純さん(49)は太鼓や小鼓、笛の音色に合わせて「佐賀神楽」を舞い、祈りをささげた。

 西原宮司は「田楽を続けて先人たちの気持ちを伝えるのは大切な使命。知恵を出し合って協力し、来年こそは田楽を奉納したい」と語った。約5年前から毎年参加しているという神代正信さん(67)=佐賀市=は、「田楽は見応えがあるし、中止は若干寂しい。来年は友人なども誘って見に来たい」と話した。(森田夏穂)

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