小児がんの現状などについて説明する中川原章理事長(右奥)=佐賀市与賀町のFutaba本店

 佐賀県鳥栖市の九州国際重粒子線がん治療センター「サガハイマット」理事長の中川原章さんによる講演が17日、佐賀市与賀町のFutaba本店で開かれた。小児がんの治療が、世界各国の経済状況によって異なることを踏まえ「不平等をなくしていく必要がある」と呼び掛けた。

 講演会には約20人が参加した。中川さんは、毎年アジアで小児がんの患者数が年間25万人に上ることを説明。途上国では病院へ出向くのが難しいケースも多いため小児がんの死亡率が高いことに触れた。さらに「ほとんどが悲惨な状況にある」とし、生まれた地域によって死亡率が異なることを問題視した。

 このほか、サガハイマットの取り組みに関する報告もあった。講演会はがんサロンを運営するNPO法人「クレブスサポート」が開いた。(岩本大志)

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