鹿島市のJR肥前浜駅に観光客を運ぶ「36ぷらす3」

関係者で行われたリハーサル運行。地元ガイドの誘導で町並み散策に出掛けた=鹿島市の肥前浜駅

 JR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」の運行が16日、スタートする。佐賀県内では長崎線の肥前浜駅(鹿島市浜町)が停車駅に選ばれ、19日午後1時ごろから約50分間停車する。博多発長崎行きは毎週月曜日の運行で、地元では乗客を歓迎する準備が進んでいる。

 10月上旬、JR九州の関係者らが乗車し、乗務員が接客する「リハーサル運行」があった。肥前浜駅ではNPO「肥前浜宿水とまちなみの会」や観光協会、地域住民らが出迎えた。酒蔵など伝統的な建物を残す「肥前浜宿」をガイドした。

 駅前では毎週、テントを張って地酒を楽しめる角打ちを用意、特産品を販売する。初運行となる19日は特産の有明海のりを贈るほか、東部中の吹奏楽部による演奏などで盛り上げる。

 水とまちなみの会の中村雄一郎事務局長(71)は「毎週の停車というのが観光面で大きい。多くの観光客に来てもらい、沿線地域の魅力を発信していきたい」と期待する。近隣市町からも出店がある。

 「36ぷらす3」は、九州は世界で36番目に大きい島で列車が「驚き、感動、幸せ」の三つを提供する思いが込められている。九州を周遊し、食や文化を紹介する。

 肥前浜駅は、かやぶき屋根の古民家や伝統的な町並みを残す「肥前浜宿」の最寄り駅で、2018年3月に駅舎がレトロな外観に改装された。(中島幸毅)

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