本を手にする中村由美子さん

 双子を含む3人の子どもを育てた中村由美子さん(55)が、佐賀新聞で17年間連載した子育てに関するコラムなどを刊行した。「みんなしあわせになあれ!! ふたごママ子育て支援奮闘記」と題して、子育てを取り巻く社会や出来事などについて等身大の言葉でつづっている。

 想像を絶する育児の大変さに苦しんでいた中村さんは、双子の先輩ママとの出会いをきっかけに子育てサークルに入り、少しずつ自信や希望を持てるようになった。地元に子育てサークルを立ち上げるなど、子育て世代の支援に奮闘する中、2003年から本紙でコラム「日だまり」の連載が始まった。子どものお小遣いの使い道や年金問題への考えなど、主婦目線で子育ての中での気付きや社会への意見をつづった。

 11年10月から今年3月までは「ともしび」のタイトルで連載。孫も生まれ、親になっていくわが子に寄り添う「孫育て」目線の話なども収めている。

 中村さんは現在、佐賀女子短期大学の非常勤講師を務め、多胎児の出産、育児を支援する「さが多胎ネット」代表として活動する。「いまだに子育ての家庭は大変な思いをしている」と話し、「私も多くの人に支えられてきた。この本をいろんな人に読んでもらい、育児の現実を知ってほしい」と呼び掛ける。(森田夏穂)

 ▼A5判222ページ、税別千円。県内書店や通販サイト「アマゾン」で発売中。問い合わせは佐賀新聞プランニング出版、電話0952(28)2152=土日祝を除く午前9時半~午後5時半

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