活動前の安全点検について研修を受ける参加者たち=唐津市の虹の松原

活動前の安全点検について研修を受ける参加者たち=唐津市の虹の松原

 唐津市や佐賀県などでつくる「虹の松原保護対策協議会」は14日、松原内で保全活動を行う団体などを対象に、マツの安全点検を指導する研修会を開いた。昨年7月の男児の死亡事故を受け、今後は松葉かきなどの活動を行う前に各団体で点検するよう呼び掛ける。

 研修会には、団体の関係者ら19人が参加した。佐賀森林管理署の職員が講師を務め、枝葉が他の枝に引っかかったり、松食い虫の被害で幹に穴が開いていたりするマツを見せながら危険木の特徴を確認した。

 昨年7月の事故では、県道を走行中の車と倒れたマツが衝突し、当時小学5年の川﨑辿皇てんこう君が亡くなった。これを受け、団体側からは、活動時の倒木や枝葉の落下を懸念する声が上がっていた。

 各団体は今後、活動前に安全点検を行い、危険木を確認した場合は市と松原の再生活動に取り組むNPO法人「KANNE」に連絡する。森林管理署の廣石功さんは「安全に活動してもらい、松原を守っていただきたい」とあいさつした。

 松葉かきなどの清掃は、ボランティア登録した企業や団体が担当区域を決めて保全する「アダプト制度」を取り入れている。今回不参加の団体には、活動時にKANNEが個別に指導する。研修会は今後、年1回以上開く。(横田千晶)

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