佐賀大学医学部附属病院とサガシキが共同開発した紙製のフェイスシールド=佐賀市の同病院

 佐賀市の総合パッケージメーカー・サガシキ(枝吉宣輝社長)と佐賀大学医学部附属病院(山下秀一病院長)が、紙製の使い捨てフェイスシールドを共同開発した。新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に防護具の需要が高まる中、安価で量産が可能な製品で一役買う。

 商品名は「ハコデフェイスシールド」で、フレーム部分は防水紙、シールド部分はプラスチックで構成している。保管時は平たくかさばらず軽量で、使用する時はミシン目に沿って切り離し、折り紙のように手軽に組み立てられる。額の部分がフィットするように構造にもこだわった。

 特殊な素材を用いないため大量生産ができ、1枚当たり148円と、プラスチック製の類似品より安価に抑えた。

 佐賀大学医学部附属病院ではすでに、検体採取や内視鏡検査などの場面で活用しているという。開発に携わった同病院の多胡雅毅准教授(39)は「使い捨てなので衛生的で、教育現場や映画館などでの使用も想定される。医療現場に専門的な防護具を回すためにも意義がある」と話した。国際的な学術誌に論文が掲載予定という。(大橋諒)

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