かこさとしの71音

 『だるまちゃん』シリーズや科学の本で、子どもたちに親しまれてきたかこさとしさんは、2018年にこの世を去られました。
 この本は、ことばを覚えはじめたばかりの子どもたちのために作られたあそび唄(うた)「ありさんあいうえお」と、孫の成長をあたたかなまなざしで詩につづった「まごまごのうた」という未発表の2作品からなります。
 亡(な)くなる数カ月前、病院で出版(しゅっぱん)の話を聞いたかこさんは、照(て)れながらもうれしそうな笑顔(えがお)を浮(う)かべられていたそうです。
 皆(みな)さんは、「あいうえお」をマスターした時のことを覚えていますか。子どものときは、がぎぐげご、ざじずぜぞ、ばびぶべぼなどの濁音(だくおん)は、声に出すだけで楽しくなる魔法(まほう)のことばでした。
 今を生きる子どもたち、そしてかつて子どもだった大人のみなさんへの、かこさんからの最後のプレゼント。家族で一緒(いっしょ)に、声に出して読んでみませんか。(司書ネットワーク課 古賀逸子)

 


【ほかにもこんな本をおすすめ!】

▽まるのおうさま 谷川 俊太郎/文 粟津 潔/絵(福音館書店)
▽あいうえおさん 森 絵都/文 荒井 良二/絵(河出書房新社)
▽五十音 北原 白秋/詩 高畠 純/絵(光村教育図書)

 

 【図書館へ行こう】
 紹介している県立図書館の本は、皆さんが住んでいる市や町の図書館からも借りることができます。本の世界に触れてみてください。問い合わせは県立図書館、電話0952(24)2900。

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