風呂おけなどをラケットにした温泉卓球大会も開かれた楼門朝市=2017年8月27日、武雄市武雄町の温泉通り

 武雄市武雄町の温泉通りで日曜朝に開かれていた「楼門朝市」が終了することになった。市民や観光客に13年にわたって親しまれてきたが、新型コロナウイルスによる中断を契機に、客や売り上げの減少や駐車場不足などの課題を克服しようと、場所を移した「昼市」で再出発を模索することになった。

 朝市は2007年に始まった。毎週日曜の午前7時から3時間ほど、約100メートルを車両通行止めにして、地元の野菜や豆腐、食品、雑貨などさまざまな物産を売る店が並んだ。年末感謝祭や周年記念イベントもあり、高校生が温泉卓球大会を開いたこともあった。今年4月から新型コロナの影響で中断しているが、開催回数は652回を数える。

 朝市実行委員会の原田裕久会長によると、5年ほど前から客や売り上げが減少、ピーク時は40店近くあった出店は20店ほどに減った。再開を話し合う中で、客と売り上げの減少▽駐車場が限られている▽車の出入りができず住民が不便▽出店希望があるが、朝市の時間帯では応えにくい-などの課題が改めて浮き上がった。

 「市の終了も提案したが、やめようという声はなかった」と原田会長。コロナ禍で観光客の動向が不透明な中、昼市という新しい形で続けることを決めた。

 新たに企画する昼市は「たけおGoGo市(ごごいち)」として、温泉通りの入り口近くにある「まちなか広場」で18日の午前11時から午後5時まで開く。3メートル四方の区画を30区画ほど設け、テント張りで店を開く。既に約20店が出店予定で、9日まで出店者を募っている。出店料は1千円。

 原田委員長は「状況を見ながら、毎月第3日曜日の市として定着できれば」と話す。出店などの問い合わせは事務局の市商工観光課、電話0954(23)9237。(小野靖久)

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