こども宅食の活動について説明する駒崎弘樹代表(右)と山口祥義知事=県庁

 経済的に困窮する家庭に無料で食料品を届ける活動をする佐賀市の一般社団法人「こども宅食応援団」代表の駒崎弘樹さん(41)が7日、山口祥義知事を表敬訪問した。県が進めるCSO(市民社会組織)の誘致を機に設立された同法人のこども宅食が、全国15都府県まで広がっている現状などを報告した。

 こども宅食は、駒崎さんが代表を務める認定NPO法人フローレンスが東京都文京区で開始した。県がCSOを誘致していたことを機に2018年10月、新たに佐賀市に「こども宅食応援団」を設立。企業などから寄付された食料品を届けており、本年度は佐賀市を中心に、協力する3団体が175世帯に届けた。

 県庁を訪れた駒崎さんは「短期間でここまで宅食が広がったのは幸運なこと」とし、県の誘致がきっかけで活動が進んだことに感謝した。山口知事は「宅食は、いろんなところの気づきになる」と話し、食品を通じて各家庭に訪問できる宅食の意義を強調した。

 同法人は新たに、唐津市や伊万里市など県内五つの団体に対して、資金援助をしたり、宅食のノウハウを伝えたりしていて、今月からはこの5団体も「こども宅食」を始めている。(岩本大志)

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