第43期佐賀県アマ囲碁最強者戦(佐賀新聞社主催)の五段大会が4日、佐賀市の佐賀新聞社で開かれ、決勝では古賀伸也さん(30)=鳥栖市=が接戦の末、梅﨑秀之さん(64)=佐賀市=を下し優勝した。
大会には県内の30~86歳の34人が参加した。
決勝は握って古賀さんの先番。ともに小目から二間シマリの流行布石でスタート。お互いに相手の模様を意識しながら、隅の石へのツケからさばきを目指して中盤の攻防に移った。
古賀さんの黒が足早に四隅を占め地合いでリードしたが、白も厚みを背景に根拠のない左辺の黒の攻めに勝負をかけた。しかし「大石死なず」の格言もあるように、黒がしのぎ切り、この時点で大勢は決定。最後は梅崎さんの時間が切れ、古賀さんが優勝を果たした。
古賀さんは「難しい局面もあったが落ち着いて打てた」と決勝を振り返り「優勝大会もこの調子で良い成績を残したい」と意気込んでいた。