インフルエンザワクチンの接種を受ける女性=1日、佐賀市木原の矢ヶ部医院

 今シーズンの季節性インフルエンザワクチン接種が1日、佐賀県内でも始まった。新型コロナウイルスとの同時流行が懸念される中、政府は需要が高まるのを想定して65歳以上の人らを優先的に接種するよう医療機関などに要請している。優先対象以外の希望者は26日以降に接種するよう協力を呼び掛けている。

 佐賀市の矢ヶ部医院では、午前の診察開始から接種希望者が来院した。市内の男性(71)は「コロナ禍でインフルの予防接種も増えると聞いたので、早く済ませようと思った」と話した。矢ヶ部伸也院長は「開始前の8、9月から問い合わせがあるなど、2009年に新型インフルエンザが流行したときと同様に予防接種への関心が高まっているようだ」と指摘した。

 厚生労働省によると、過去5年で最大量(6300万人分)のワクチンを供給する予定になっているが、重症化の恐れがある高齢者らが確実に接種できるように優先度を示している。定期接種対象者の65歳以上と60~64歳で一定の障害のある人が優先対象になる。

 県健康増進課によると、今シーズンのワクチンはA型2株とB型2株のワクチン株が混合されている。発病の可能性の低減やかかった場合の重症化防止などの効果があるとされ、接種の2~3週間後から約5カ月間続くという。同課は「ワクチンの供給状況などですぐに接種できない可能性があり、事前に医療機関に問い合わせてほしい」としている。(山本礼史)

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