GoToを利用して撮影旅行に訪れた神埼市出身のちとせよしのさん(左)と女性記者=1日午前9時40分ごろ、佐賀市の佐賀空港

 政府の観光支援事業「Go To トラベル」の対象に東京発着が加わった1日、佐賀県内からは「人の流れが戻るきっかけになる」と歓迎の声が上がった。平日ということもあり、佐賀空港に観光客の到着は少なかったものの、GoToの格安プランを利用した帰省客や、久々の東京出張に向かうビジネスマンらの姿が目立った。

 羽田発午前9時15分佐賀着の便からは、スーツの男性らに交じって若者も降り立った。神埼市出身のグラビアアイドルちとせよしのさん(20)は、GoToの東京発着追加に合わせて雑誌の女性記者(39)と撮影旅行に。「地元に貢献できればと旅先を佐賀にした。私の活動が少しでも佐賀観光のPRになれば」と話し、ふるさとのグルメも楽しみにしていた。

 ビジネスマンには東京出張再開の動きも。午前9時55分佐賀発の便を待っていた小売業の男性(45)は「東京は1年ぶり。いつもよりいいホテルにしたが、それでも安く泊まれるみたい」と納得顔。同行の男性(52)は「東京から新型コロナを持ち帰ってしまわないかという不安はある。向こうでは車で移動し、夜も飲みには行かないつもり」と警戒感を口にした。

 約2カ月前に始まったGoToの効果もあり、県内への観光客は戻りつつあるが、宿泊関係者には「平日はまだまだ入っていない」との声も。東京発着解禁への期待は高く、嬉野温泉旅館組合の池田榮一理事長は「お客さんが戻ってくる起爆剤になる。できる限りの対策をして迎えたい」と話す。(志垣直哉、中島佑子)

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