東証で取引される各銘柄の株価が表示されず、売買高も「0」となっていた=1日午前11時15分ごろ、佐賀市内の証券会社

 「パソコンから注文が出せない」「障害は復旧したのか」…。株式全銘柄の取引停止という異常事態に見舞われた1日、佐賀市内にある大手証券会社の支店には、顧客からの問い合わせが相次いだ。

 「詳細が明らかでなく、障害が起きた事実を冷静にお伝えした」と大手証券の担当者。別の証券会社の社員は「最近はインターネットを通じて取引する人が多い。(窓口は)そこまでバタバタしなかった」と話した。

 個人投資家からは「ありえない」と非難も。バイオ関連の株式を保有している飲食店経営の横尾順也さん(48)=佐賀市=は「銀行もそうだが、お金を扱うところのシステム障害は絶対にあってはならない」と厳しく注文した。

 コロナ禍を受けて本格的に株式運用を始めた会社経営の藤山雷太さん(37)=西松浦郡有田町=は、夜に株価を分析し、翌日分の売買を予約注文する。「たまたま30日は疲れて寝てしまって…。だから影響はなかった。システムが再開しても不安は残る」と語った。(取材班)

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