佐賀、東京、福岡の3会場をビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつないで実施された佐賀銀行の内定式=佐賀市の同行本店

 2021年春に入社する大学生らへの採用内定が1日、主要企業で正式に解禁され、佐賀県内の企業でも内定式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、会場を分散する企業もあり、画面越しに同期との交流を深めた。

 佐賀市の佐賀銀行(坂井秀明頭取)は「3密」を避けようと、初の試みとして佐賀市の本店と福岡、東京の3カ所をビデオ会議アプリでつないで実施した。内定者45人のうち、28人は本店に集まり、坂井頭取から1人ずつ内定証書を受け取った。

 坂井頭取は「ウィズコロナの中で就活も苦労したと思う」と内定者をねぎらい、「地方銀行は地域に根ざし、腰を据えて仕事ができる魅力がある。自己実現に向けてチャレンジして」と激励した。

 筑紫女学園大4年の大隈葵さん(21)=佐賀市=は、ウェブ面談などが主流の就活だっただけに「内定証書をもらい、実感が湧いた」と笑顔を見せ、「お客さまの疑問に的確に答えられる、話しやすい行員になりたい」と意気込んだ。

 来春卒業の大学生の就活を巡っては、新型コロナでスケジュールの遅れが出ていたが、佐賀大の羽石寛志キャリアセンター長は「昨年並みとは言わないが、ここに来て盛り返している印象がある」と話す。一方で「大学としても対面での応対ができていない部分がある」とし、「学生と直接会う形でのケアに力を入れたい」と語った。(大橋諒)

このエントリーをはてなブックマークに追加