インターネット上のサービスを利用する際、パスワードを使い回している人が8割超に上ることが29日、トレンドマイクロの調査で分かった。もし情報が流出すると複数のサービスに被害が拡大する恐れがあり、同社は使い回しを避けるよう呼び掛けている。

 調査は8月、国内の515人を対象に実施。1~3種類のパスワードを使い回していると回答した人は56%に上り、4種類以上の人を含めると計85%に達した。

 理由は「異なるパスワードを設定すると忘れてしまう」「考えるのが面倒」などの回答が目立った。ただ使い回してもリスクがないと考えている人は少なかった。

 あるサービスから流出したIDとパスワードの組み合わせを悪用し、次々と別のサービスにログインしようとする「リスト型攻撃」は、サイバー犯罪で長年使われている手口だ。調査では19%の人が、個人情報の流出や会員制交流サイト(SNS)の乗っ取りなどの被害を受けた経験があると回答した。

 新型コロナウイルスの影響で、対面を避けてネット上で重要情報のやりとりをする人は増えており、同社は「サービスごとに異なる複雑なパスワードを使ってほしい」と注意喚起している。【共同】

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