約2カ月、解体工事が中断していた九州電力旧唐津発電所の煙突。10月1日から工事が再開される=唐津市二タ子

 唐津市二タ子3丁目の九州電力旧唐津発電所で7月31日、煙突の解体作業現場から九州電力社員の男性(48)が転落して死亡したことを受け、一時中断していた解体工事について九電は29日、現場の安全が確認できたとして10月1日から再開すると発表した。九電は「今後も安全を最優先に工事を進める」としている。

 九電によると、男性は約40メートルの高さから転落し、原因は現時点では不明。唐津労働基準監督署の調査で、階段や踊り場にある手すりの高さや作業床、踏み板の幅など、安全設備が法令に適合し、工事再開が問題ないことが確認された。

 再発防止策として、作業員は極力煙突には上らず、25メートル以上の高さの工事管理は2台の遠隔カメラで行う。上る場合は3人以上で実施することを義務付ける。

 解体工事は4月から本格的に始まり、当初は2本の煙突を年内に撤去、2021年3月までに工事全体が完了する予定だったが、約2カ月中断したことで、工事完了も2カ月先延ばしになる。(中村健人)

このエントリーをはてなブックマークに追加