新幹線駅に合せて急速に開発が進む嬉野温泉駅(仮称)周辺=嬉野市嬉野町

 九州新幹線長崎ルート新鳥栖-武雄温泉間を巡り、自民党佐賀県連の青年局(局長・古川裕紀県議)は28日、留守茂幸県連会長に対し、国土交通省提案の9月末を回答期限のめどとする複数の整備方式に対応する環境影響評価(アセスメント)に佐賀県が早急に同意するよう働き掛けることを要望した。

 国交省は9月末までに県がアセスに同意すれば、2023年度着工に向けた財源議論に間に合うとの考えを示している。

 これを受け、自民県連は9月17日、山口祥義知事に対し、アセスに同意した上で国交省と協議するよう求める要請書を提出したが、直接的な表現で回答期限の9月末までの同意は求めなかった。開会中の9月定例県議会でも、自民党会派は県に国交省と積極的に協議するよう求める決議案を提出するが、回答期限に関して直接的な表現は避ける方向で調整している。

 今回、青年局が県連会長に提出した要望は「県に対し、9月末をめどとする国が求めるアセスの実施を、早急に受け入れるよう求めること」と明記した。

 古川局長は「フル規格で整備する可能性を残し、五つの整備方式について幅広く協議する本質を曖昧にさせないためには『9月末めど』という期限を明記する必要がある」と要望の趣旨を述べた。(栗林賢)

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