サッカー・Jリーグは28日、2021シーズンの参加資格となるクラブライセンスの判定結果を発表した。19年度に約20億円の赤字になったJ1サガン鳥栖は、経営上の是正通達を受けた上でJ1クラブラインセンスの交付が決まった。

 是正通達を受けたサガン鳥栖はJリーグに対し、(1)20年度予算の進捗(しんちょく)を定期的に報告(2)21年度予算編成時に事前説明(3)財務状況を改善させるための活動について定期的に報告-の3点が求められる。鳥栖が是正通達を受けたのは、2期連続の赤字になった15年以来2度目。

 オンラインで会見したクラブライセンス事務局の村山勉氏は、鳥栖への是正通達について「今季の(経営の)経過も見てから(第三者機関が)判断した」と説明した。新型コロナウイルス感染症の影響で経営環境が悪化するクラブが多い中、「注視していかなければいけない度合いが強い」と指摘した。

 サガン鳥栖は19年度(2019年2月~20年1月)の決算で、広告収入の大幅な減少が響き、20億1486万円の赤字になった。株主による第三者割当増資を行い、債務超過は回避した。本年度は育成型クラブへの転換を図って人件費を抑えたが、新型コロナの影響でスタジアムの入場料収入が減少し、大口スポンサー獲得も難航している。(山口源貴)

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