九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、嬉野温泉駅(仮称)周辺は開発が進んでいる=嬉野市嬉野町(高度約150メートルからドローンで空撮)
 

 

 九州屈指の名泉として名高い嬉野温泉(嬉野市)。年間100万人が訪れる温泉街を横目に国道34号を北上すると、建設中の駅舎が見えてくる。九州新幹線長崎ルート・嬉野温泉駅(仮称)。2022年秋ごろに暫定開業することが正式に発表され、市民の期待も一気に高まってきている。
 「この辺りは一面田んぼが広がっていて、遠くまで見渡せたんだよ…」。駅舎近くに長く暮らす夫婦はこう口をそろえる。かつて国道沿いは民家のほかに目立った建物はなかったという。
 それが長崎ルートや駅設置の計画で大きく動き始めた。土地区画整理事業により広大な田畑は住宅地に姿を変えた。昨年6月には、駅のすぐ近くに嬉野医療センターが移転開院し、商店なども進出。新たなまちが生まれつつある。
 泉都・嬉野の躍進の拠点として新駅が動きだす日が待ち遠しい。(写真と文・山田宏一郎)

1982年の藤津郡嬉野町(当時)。国道沿いに民家が並び、その周辺は田畑に覆われていた=高度1000メートルから撮影

 

 

レール敷設の開始を告げる「発進式」を見守る関係者=2018年8月、嬉野市の嬉野温泉駅(仮称)建設予定地周辺

1997(平成9)年 
 国道34号沿いの土地区画整理事業始まる
1998(平成10)年 
 嬉野温泉駅(仮称)設置の概要公表
2014(平成26)年 
 嬉野温泉駅(仮称)の周辺整備工事始まる
2019(令和元)年 
 嬉野医療センターが開院

 

 

 

次回(10月13日)は国道207号鹿島バイパス(鹿島市)です。

 

 

 

 

 

 

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 移ろいゆく時とともに、街も表情を変えていく-。小型無人機「ドローン」を使い、令和になった新しい時代の佐賀の街並みと、ひと昔前の風景とを並べ、街の息吹を伝えます。

 
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空さんぽ・嬉野温泉駅(仮称)周辺(2020年9月27日)

 

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