「SAGA SAKE COLLECTION」のPR動画(佐賀県提供)

 佐賀県は県産の日本酒を若い世代にもアピールしようと、若者に人気のセレクトショップと連携したオリジナルグッズを発表した。酒蔵を舞台にしたPR動画も公開し、限定ラベルの酒とファッションアイテムのセット商品を10月1日から予約販売する。

 東京・原宿発のセレクトショップ「atmos(アトモス)」は2000年にオープンし、スニーカーなどストリート文化を国内外に発信してきた。現在は国内に38店舗、海外に6店舗を展開している。

 オリジナルグッズは「SAGA SAKE COLLECTION(サガ・サケ・コレクション)」と名付けた。11銘柄の限定ラベルと、それに対応するロングTシャツやフード付きスエット、靴下など11種類のアイテムを作成した。

 デザインは酒蔵の歴史や味わいなどから着想を得たという。このうち、五町田酒造(嬉野市)の「東一」は、洋数字の「1」の中に「アズマ」の文字が入ったマークのキャップ。東鶴酒造(多久市)の「東鶴」は赤い折り鶴のデザインをマスクにあしらった。

 県が24日に公開した約2分半の動画は、これらのファッションをまとった県内の50~70代の男女が、瀬頭酒造(嬉野市)と天吹酒造(三養基郡みやき町)を「ランウェイ」に見立てて歩く内容。酒造りのタンクが並ぶ蔵の中に光が差し込み、「千鳥足」に見えるように後ろ歩きを逆再生する演出を取り入れた。ストリートファッションと酒蔵のギャップが絶妙な世界観を醸し出している。

 若者になじみが深いストリート文化を切り口に新たな日本酒ファンを開拓する狙いで、県広報広聴課は「格式が高いイメージを取り払い、親しみをもってもらいたい」と話す。

 各銘柄のセット商品は数量限定で、価格は3300円~1万3200円。専用公式サイトで10月1日午前10時から予約を受け付ける。商品はシューズボックスに見立てた箱に入れられ、11月上旬から随時発送する。(円田浩二)

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