トヨタ紡織九州-トヨタ車体 前半、厳しいマークを受けながらゴールを狙うトヨタ紡織九州の田中大斗(中央)=神埼市の神埼中央公園体育館

 攻守がかみ合わないまま、ずるずると点差を広げられた。トヨタ紡織九州レッドトルネードは、複数の日本代表選手を擁するトヨタ車体に24-36で完敗。4試合ぶりの黒星を喫した。金明恵(キム・ミョンへ)監督は「シュートまで運ぶ姿勢が見受けられず、自分たちのミスから一気に押し込まれてしまった」と厳しい表情を浮かべた。

 2試合連続で1点差の接戦をものにし、波に乗って迎えたホーム戦だったが、この日は精彩を欠いた。ゴール前でパスミスを連発し、シュートを打つ前に相手にボールを献上した。中央で守る190センチ超の相手選手をかわして後ろのスペースを有効活用しようと、PV酒井翔一朗らポストの選手にボールを集めたが、つながらなかった。

 攻撃を読まれてパスをカットされ、カウンターの速攻を浴び続けた。流れをつかめないまま、4強の一角・トヨタ車体に今季チーム最多の36失点。「何の考えもなく、ただ攻めているだけの場面が多かった」。主将の荒川蔵人は唇をかんだ。

 目標の上位4強によるプレーオフ進出のためには上位陣を切り崩すことが必須となるが、高い壁にはね返された。次戦は6勝1分けで首位に立つ豊田合成と対戦する。荒川は「12点差の敗北を受け止めた上で、自分たちがやってきたことを継続させて次の試合までに磨きをかけていきたい」と前を向いた。(井手一希)

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