Begin第1回講座で、幸福論や社会問題の捉え方などを軽妙に語る古市憲寿さん=佐賀市文化会館

 佐賀新聞社のメンバーズクラブ「Begin(びぎん)」の本年度第1回講座が26日、佐賀市文化会館で開かれ、テレビコメンテーターとしても活躍する社会学者の古市憲寿さんが「現代の幸福論」と題して講演した。古市さんはユーモアを交えた軽妙なトークで、人生観や社会問題の捉え方などの持論を展開した。

 古市さんは、社会の高齢化について「年を取っても健康な人が増えている。年齢で高齢者と決め付けず、元気な人がそうでない人を助ける社会が望ましい」と指摘した。

 居場所を職場や家庭以外に多く持つ大切さも示し、「一つだと過剰に周囲を意識してしまうが、たくさんあることで無理をせず気持ちに余裕ができる」と強調した。幸福論に関しては「自分の場合は、する、しないを選べる自由があること。幸せは人それぞれ。心地よい気分になれるかどうかが、幸せにつながる糸口になるのでは」と述べた。

 来場者からの質問の中に「歯に衣(きぬ)着せぬ発言で後悔したことはないか」とあり、古市さんは「むしろ言わなかった場合に後悔してしまうと思う」などと答えた。

 講座は講演を2回にして来場者を分け、座席も空けるなど新型コロナウイルスの感染防止対策を講じた上で開催。1200人が来場した。(山本礼史)

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