ロゴがプリントされたポロシャツを身に着け、一糸乱れぬ動きでドライバーに交通安全を呼び掛ける吉野ヶ里町職員ら=吉野ヶ里町三津の中副交差点沿道

ロゴマークとキャッチコピーが書かれたポスター。関係機関や吉野ヶ里町内各地に掲示する(同町提供)

 吉野ヶ里町は、デザインの力を活用した交通安全対策を本格化させている。ロゴマークを作成し、町内の至る所に掲示することで交通安全を強く印象づけて、交通ルール順守の意識醸成や向上を図る。

 同町は昨年度、1万人当たりの人身事故発生件数が県内20市町でワーストだった。交通事故抑止を町の重点課題に掲げ、「YOSHINOGARI ANZEN ACTION」と名付けた取り組みを町を挙げて展開することを決めた。

 ロゴには、交差点を表現したマークと吉野ヶ里町の頭文字の「Y」、思いやりや譲り合いの心を表すハートマークを配した。町内の主要道路に掲げるのぼり旗や横断幕、町内で配布するステッカーに使うほか、町の公用車にロゴのラッピングを施すなどして活用する。事業費は約660万円。

 4月には、役場内に取り組みを主導するチームを結成。街頭活動の取り組み方について検討し、車からの見え方や立ち姿勢などを意識して活動しており、月2回、事故が多い交差点に立っている。

 本格始動となった10日は、ロゴマークがあしらわれたポロシャツを着た職員ら約70人が、中副交差点沿道に並び、笛の合図に合わせて「追突注意」などと書かれたハンドプレートをドライバーに示すなどして安全運転を呼び掛けた。

 リーダーを務める古賀裕章さんは「動作をそろえるなどの小さな積み重ねが事故抑止につながると信じている」と話した。

 神埼署によると、町内での昨年度の人身事故は140件で、本年度は7月末現在で前年同期比41件減の42件。交差点付近での車同士の事故が多いという。(西浦福紗)

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