前節の神戸戦で、クロスに足を伸ばす鳥栖のDF森下龍矢(左)。守備だけでなく、積極的な攻撃参加も光る=神戸市のノエビアスタジアム神戸

 サッカー・J1サガン鳥栖はリーグ戦第19節の27日午後4時から、鳥栖市の駅前不動産スタジアムでFC東京と対戦する。鳥栖は前節、神戸に3-4で競り負けて3連敗中。FC東京はリーグ3位と好調だが、8月1日のアウェー戦では鳥栖が3-2で勝利している。サポーターの前で強敵を再び倒し、再浮上のきっかけをつかみたい。

 鳥栖は前節、ボールを動かして神戸の守備を切り崩し、FW金森のゴールなどで今季最多タイの3得点を挙げた。敗れはしたものの、サイドからの仕掛けや中央突破、セットプレーと、多彩な得点パターンを見せた。芸術的なFKで今季3点目を決めたMF原川は「攻撃では試合を重ねるごとにいい形ができている」と手応えを語った。

 リーグ戦復帰後の6試合で11得点と攻撃面は確実に進化しているが、一方でリーグ最少クラスだった失点も6試合で12点と一気に増えた。DFの積極的なオーバーラップで攻撃に人数をかける分、高い位置でボールを奪われれば、カウンターを受ける危険性も増す。

 これまでリーグ戦全試合に出場しているDF森下は「(攻撃を重視して)前に行く分、リスクは当然ある」と認めつつ、「リスクを負ってこそできる攻撃でもあるので、そこは表裏一体。一人一人の能力で守れるところはたくさんあるので、選手の成長が大事になる」と語る。

 今節はスピードのある相手の強力FW陣を、守備陣がしっかり押さえ込めるかが鍵になる。森下は「個人としては前節、失点に絡んでしまった。プロとして言葉ではなく、ピッチ上で結果を残して責任を果たす」と攻守での活躍を誓った。(山口源貴)

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