佐賀県は25日、県内の新型コロナウイルスの新たな感染者が2週間連続でゼロになったと公表した。ウイルスの潜伏期間の目安が2週間とされることから、県は「現在、県内にウイルスが存在しない可能性が大きい」とみている。

 県健康増進課の井田政和課長は新規感染者ゼロが2週間続いたことで「一つの大きな区切りと受け止めている。県内での感染の危険性は低くなっている」とした。一方、東京都や福岡県で感染確認が見られることから「衛生当局として『収束』とは言えない」と強調した。

 県内の新規感染者は5月5日から76日間連続で確認されず、いったん沈静化したが、「第2波」とされる7月20日以降は連日感染が確認され、再陽性を含む延べ感染者数は244人となっている。

 井田課長は今後について「第3波の出方が分からない」と話す。冬のコロナとインフルエンザの同時流行に備え、発熱症状がある場合、かかりつけの医療機関にまず電話で相談し、検査や診療ができる医療機関を紹介してもらうことの徹底を呼び掛けた。「医療提供体制を守るための『新しい生活様式』として心掛けてほしい」とした。(栗林賢)

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