ヨルダンでの活動をSDGsの視点を入れて報告する柳田菜摘さん=佐賀市の地球市民の会

 NPO法人地球市民の会(佐賀市)は、新型コロナウイルスの影響で日本に一時帰国中の青年海外協力隊員向けに、国連の「持続可能な開発目標(SDGs、エスディージーズ)」をテーマにした研修会を開いた。隊員2人がSDGsの理念と概要を学び、今後の任地での活動への生かし方を考えた。

 SDGsは貧困、飢餓の撲滅や地球環境の保全、女性の活躍、不平等の是正など17の目標を掲げ、2030年までの達成を目指している。地球市民の会では県内でのSDGsの啓発に取り組んでおり、隊員向けの研修会を企画する国際協力機構(JICA)九州センターが地球市民の会に協力を打診した。

 研修は14日から5日間開催。各目標の優先順位を考えるワークショップや実践する企業の視察などを通して学び、SDGsの観点から任地での活動と今後の目標をまとめた。ヨルダンで障害児支援に従事した柳田菜摘さん(28)=佐賀市=は、17目標の1つ「質の高い教育をみんなに」を選び目標達成までのプランを発表した。

 JICAによると、1683人の全隊員が一時帰国し、佐賀県内では9人が一時帰国、7人が再派遣に向け待機している。柳田さんは任期を半年残して帰国、「役に立ったか不安だったが、研修を通して世界課題を解決する活動をしていたと実感できた」と話した。(森田夏穂)

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