九州新幹線長崎ルート武雄温泉-長崎間の暫定開業時期が2022年秋に決まったことを受け、「大きなチャンス」と話した山口祥義知事=佐賀県庁

 九州新幹線長崎ルート武雄温泉―長崎間が2022年秋ごろに暫定開業する見通しになったことを受け、佐賀県の山口祥義知事は24日、県庁で記者団に「佐賀にとって大きなチャンス。開業効果を最大限に得られるよう全力を尽くしていきたい」と期待感を示し、「佐賀と長崎の往来が盛んになるようなさまざまな施策を打っていく」とした。

 JRグループや大手旅行会社、自治体が共催する国内最大規模の観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」と暫定開業が重なるため、「全国のみなさんに新しい佐賀、長崎の姿を見ていただきたい」と話した。開業以降、特急が大幅に減る鹿島市や藤津郡太良町については「地域の要望を聞きながら(振興に)最大限注力していく」と強調した。新鳥栖-武雄温泉間の整備方式に関しては「拙速にならないよう検討したい」と述べた。

 嬉野温泉駅(仮称)が新設される嬉野市の村上大祐市長は「分かりやすい目標ができたので、そこを目がけて、まちづくりをスピードアップさせていきたい」と意欲を示した。

 コロナ禍が開業準備にも影響している武雄市。西九州のハブ都市を目指してまちづくりを進めている市ハブ都市推進室は「各種会議が開催できず、書面決済で企画を前に進めている。開業までの時間は少ない」と気を引き締める。小松政市長は「武雄が飛躍するチャンスで、市民と一緒にまちづくりを加速したい」という談話を出した。(栗林賢、岩本大志、小野靖久)

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