24日午後1時35分ごろ、東松浦郡玄海町の九州電力玄海原発3号機の仮設電源盤付近で火災が発生、直後に男性作業員が消火した。けが人はいなかった。九電は、定期検査(定検)中だった3号機の原子炉施設や稼働中の4号機に影響はなく、放射性物質の放出もないとしている。

 九電などによると、現場は3号機原子炉建屋から約90メートル離れた地点。作業していた請負会社の男性作業員が、3号機の屋外に設置した仮設電源盤に接続している仮設ケーブルから火と煙が出ているのを見つけ、直後に消火した。約1時間後、唐津市消防本部が鎮火を確認した。

 仮設電源盤は、定検で使用する作業用電源を供給する設備。九電は「火災を発生させてしまい、地域の皆さまや関係機関に心配と迷惑を掛けたことを重く受け止めている」とし、出火原因や定検への影響などを調べる。

 九電は昨年12月に原発敷地内で火災が発生した際、唐津市から119番の遅れを指摘された。今年3月に消防への通報の社内規定を「消火が必要と判断した場合」から「煙が確認された段階」と変更していた。昨年12月は発生から約20分後の通報で、今回は約15分後だった。九電は「発見後、速やかに通報、連絡を行ったことから、見直しの効果はあったと考えている」と話した。(小部亮介、横田千晶)

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