花が登場する万葉歌をテーマに書いた作品が並ぶ会場=県立美術館

 かな書道研究会の蒼松(そうしょう)会(大橋永佳理事長)が24日から、佐賀市の県立美術館で作品展を開いている。万葉集にある花にまつわる和歌を書いた掛け軸や額、縦60センチ×横180センチの創作作品や臨書など、会員ら70人による流麗な書約200点が並ぶ。27日まで。

 花を詠んだ万葉歌と、歌に出てくる野の花の写真を並べて展示する。評議員の福田ツユ子さんは「道の辺の尾花が下の思ひ草今さらさらに何をか思はむ」の歌をしたため、ナンバンギセル(思ひ草)の写真を添えた。創作作品は、池田桂鳳さんの賛助出品や同会を主宰した故松永豊秀さんの作品を含め、約60点が並ぶ。

 同会は1975年に蒼鉄(そうてつ)社として創設され、コロナ禍で書の公募展が次々中止になる中でも研究会を開いて研さんを続けてきた。大橋理事長は「続けないと感覚が鈍るし、一気にうまくなるものでもない。困難な中でも、みんな頑張って良い作品を書いてくれた」と目を細めていた。(花木芙美)

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