下ろした神旗を調べ、占いの結果を発表する吉戒雅臣宮司=みやき町の綾部八幡神社

 日本最古の天気予報ともいわれる「旗下ろし神事」が23日、みやき町の綾部八幡神社で行われた。締め込み姿の男衆が境内の大イチョウに約70日間掲げられた神旗を降ろし、吉戒雅臣宮司が「異常気象に注意が必要」などと占った。

 旗下ろし神事は千年以上続く同神社の伝統行事。神木である大イチョウに7月15日に掲げられた神旗のなびき方や巻き方を、吉戒宮司が毎朝夕に観測し、天候や作物の作況を占う。例年は奉納相撲が行われ、多くの人でにぎわうが、今年は新型コロナウイルスの影響で氏子の代表ら約30人で実施した。

 旗下ろしでは、「神旗人(かみはたびと)」とよばれる締め込み姿の男衆が、高さ約30メートルのイチョウに上り、神旗が結ばれた竹を注意深く下ろした。下ろした竹の枝は縁起物とされており、参加者が切り取って持ち帰った。

 吉戒宮司は「今年は、逆巻きという珍しい巻き方が4回も観測された。逆巻きは異常気象を意味しており、これまでは1年に1回あるかないかだった。天候不順に注意が必要」と予想。大雨や虫の被害を懸念した上で、「作況が良くないかもしれない。少しでも回復するよう、毎朝夕に神様に祈っている」と話した。(瀬戸健太郎)

綾部神社で旗下ろし神事(2020年9月24日)
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