鳥栖-神戸 3-4で敗れ、重い足取りで整列に向かう鳥栖イレブン=神戸市のノエビアスタジアム神戸

鳥栖-神戸 前半17分、鳥栖FW金森健志がゴールを決め、拳を握り締める=神戸市のノエビアスタジアム神戸

鳥栖-神戸 後半6分、FKでチーム2点目のゴールを決める鳥栖MF原川力(左)=神戸市のノエビアスタジアム神戸

鳥栖-神戸 後半26分、チーム3点目のゴールを決める鳥栖FW林大地(右)=神戸市のノエビアスタジアム神戸

 試合の主導権を握りながら攻撃を組み立てる-。自分たちが目指すサッカーは体現できた一方、守備での課題も浮き彫りになった。鳥栖は今季最多の4失点で3連敗。2度同点に追い付く粘りを見せたが、直後に失点して流れを手放した。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「自分たちの思い通りのプレーができたところもあれば、自分たちがボールを持つからこその失点もあった」と試合運びの難しさを口にした。

 ここ7戦勝ちがなく、試合前日に監督の退任が発表されたばかりの神戸が相手。ただ、MFイニエスタを擁する強力な攻撃陣に苦しみ、追う展開を強いられた。

 それでも、鳥栖はMF原川を中心にサイドから攻撃を展開し、FW小屋松やMF森下、MF樋口が何度もチャンスメークした。1-2の後半6分には、MF原川が相手の壁をまく芸術的なFK弾を決め、試合を振り出しに戻した。

 だが4分後、イニエスタの浮き球のパス一本で決定機をつくられて勝ち越しを許すと、23分にはDF原が中央付近でボールを奪われ、またもイニエスタにゴールに直結するスルーパスを出されてリードを広げられた。金監督は「守備のポジショニングや奪われ方に少し差が出た」と総括した。

 リーグ戦復帰後の6試合で11得点。相手を押し込む時間帯は確実に増えている。MF原川は、攻撃の手応えを語る一方、「守備では得点を取って5分以内に失点してしまった。そこは早く改善しないと勝てない」と厳しい表情を浮かべた。2試合連続ゴールのFW林は「負けて沈んでも、落ち込んでも先に何もない。反省するところはしっかり反省して、次に向けて準備したい」と前を向いた。(山口源貴)

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