夕日をバックに歌声を披露したShinoeさん=佐賀市の県医療センター好生館

夕日をバックに歌声をユーチューブで生配信したShinoeさん=佐賀市の県医療センター好生館

 闘病中の患者やその家族への励まし、新型コロナウイルスの対応に追われる医療従事者へ感謝の気持ちを込め、佐賀市在住のシンガーShinoeさん(39)が21日、佐賀市の県医療センター好生館でミニコンサートを開いた。メドレーを含む5曲を披露、力強い歌声でエールを送った。

 好生館では緩和ケア病棟ができた1998年以降、毎週金曜日に患者や家族らが交流できる「ひまわり喫茶」を開いてきたが、コロナ禍で開催が困難となった。そんな時、Shinoeさんから「何かできないか」と提案を受け、屋上のヘリポートから演奏を生配信することが決まった。

 Shinoeさんは、オリジナル曲「月糸と針」や国内外の名曲を力強く歌い上げた。曲の合間には、自身の祖母が好生館に入院していたことなどを紹介。演奏が終わるころには夕日も沈み、「こういう時だけど、いままでと変わらずにつながりがあるということが届いていれば」と話した。

 演奏は、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信した。病棟で配信を見た川崎静惠さん(67)は「景色が良くて、歌声の世界観があってほれた。癒やしのひとときになった。直接会って拍手をしたかったけど、それができなくて残念」と話した。(小部亮介)

歌でエール、Shinoeさんライブ(2020年9月22日配信)
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