製品検査の指導を受ける高志館高の生徒=神埼市の佐賀宇部コンクリート工業佐賀工場

コンクリート工場の操作室の説明を受ける高志館高の生徒

 神埼市の佐賀宇部コンクリート工業佐賀工場で15日、土木や建築を学ぶ高校生に向けた「生コンクリート工場見学・研修会」があった。高志館高環境緑地科2年の31人と佐賀農高環境工学科2年の40人が生コンの製造工程などを興味深く見学し、将来の進路選択に役立てた。

 生徒たちは高さ25メートルもある材料の貯留設備や機械に指示を出すコンピューターの操作室を見て回り、生コンの注文を受けてから出荷するまでの流れを学んだ。製品検査を行う試験室では、コンクリート内の空気量や塩化濃度を調べる試験の実演があり、コンクリートの軟らかさを調べる「スランプ測定試験」を実際に体験した。高志館高の卒業生で同工場で働く納富健一郎さん(18)は「現場を見て得られる学びは多い。今回の見学をきっかけに、後輩たちがこの業界を目指してくれるとうれしい」と話した。

 高志館高の半田翔さん=鳥栖市=は「タンクなどの設備がかなり大きくて驚いた。初めてスランプ測定試験を体験したが、思っていたより生コンが軟らかかった」と業界への興味を高めた様子だった。引率で訪れた同校の中島実貴也教諭は「授業でも学ぶが、大きな工場を実際に見てより深く学び、将来の選択肢の幅が広がれば」と話した。

 見学会は県生コンクリート工業組合と県生コンクリート協同組合が主催した。(森田夏穂)

高校生が生コンクリート工場を見学(2020年9月15日撮影)
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