決勝・佐賀銀行-ひらまつ病院 ひらまつ打線を1失点に抑えた佐賀銀行の主戦朝日秀磨=佐賀市のみどりの森県営球場

決勝・佐賀銀行-ひらまつ病院 2回裏、仲間がはじいたボールを好捕する佐賀銀行の左翼手北方伸生=佐賀市のみどりの森県営球場

決勝・佐賀銀行-ひらまつ病院 1回表佐賀銀行2死一、三塁、6番北方伸生の内野安打で2-0とする=佐賀市のみどりの森県営球場

決勝・佐賀銀行-ひらまつ病院 7回表1死二、三塁、3番原和希が左前適時打を放ち、3-1とする=佐賀市のみどりの森県営球場

33年ぶりの優勝を果たし喜ぶ佐賀銀行の選手たち=佐賀市のみどりの森県営球場(撮影・鶴澤弘樹)

 七回2死。最後の打者の飛球が高々と一塁手の頭上に上がると、マウンドのエースは雄たけびを上げた。佐賀銀行は、朝日秀磨がひらまつ病院を2安打1失点に抑えて完投。早起き野球時代の25回大会以来、33年ぶりの頂点に輝いた。内田昌宏監督は「ピッチャーを中心にリズムよく守りながら、1点1点積み重ねてくれた」と目を細めた。

 初回に先頭の西田侑矢や2番山﨑悠介の安打などで、幸先良く2点を先制。直後に1点を返されたが、ここから朝日の投球がさえ渡った。

 本来は130キロ台後半の直球で押す投球が持ち味だが、この日はスライダーなど変化球を効果的に使った。奪三振はゼロながら、打ち気にはやる相手打線から凡打の山を築き、二回以降に許した安打はわずか1本。安定した投球で隙を与えなかった。

 バックも後押しした。六回には、落ちれば長打となる右翼線の飛球をライトの原和希がダイビングキャッチ。エースを無失策でもり立て、追いすがる相手に流れを渡さなかった。

 過去に2度の優勝経験があるが、県外の支店に勤める行員も多く、平日に開かれる地区大会には選手がそろわずに、1998年以降は県大会から遠のいていた。だが近年は、07年の佐賀北の全国制覇メンバーである井手和馬ら大学野球経験者も名を連ね、着実に力を付けてきた。

 朝日は「苦しい試合は何度もあったが頂点まで勝ち進むことができた。優勝の名に恥じないよう、全国でも勝てるチームを目指したい」と力強く語った。(井手一希)

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