唐津市がエアコン未整備校での熱中症による体調不良者数の公表を拒否していたことを巡り、二つの市民団体は18日、市教育委員会にデータ公表を求める文書を再提出した。市教委は「検討した上で誠実に回答していきたい」としている。

 唐津市民の会と唐津市民会議の代表ら3人が市役所を訪れ、市教委の栗原宣康教育長に文書を手渡した。団体側は「熱中症は体が未発達な児童生徒にとって特に警戒すべき」とした上で、「市全体での情報と統計が貴重な手掛かりになり、今後の予防手段にもつながる」として、データの取りまとめと公表を求めた。

 団体側は7月22日、同様の内容で要請していたが、市は回答書で「体調不良には個人的な基礎疾患なども影響する。数字を公表すれば個人を特定する動きになることが懸念される」として拒否していた。

 市民の会の藤瀬憲一代表は「今後の情報公開でも『個人の特定につながる』ことを理由にされるのではと危惧した。保護者や市民に向けた積極的な情報提供を考えてほしい」と話した。(横田千晶)

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