台風や大雨による被害で屋根がめくれ、雨漏りの重さで天井が落ちたひれふりホール=唐津市浜玉町

 唐津市浜玉町の「ひれふりランド」の文化ホールが9月の台風と大雨で、屋根の表面がめくれ、雨漏りの被害が出ている。大規模な改修が避けられないとみられているが、工期のめどは立っていない。当面はホールの利用を停止する予定で、2021年1月末までの予約は、成人式を含めて全てキャンセルになった。

 ひれふりランドは1995年に開館した福祉、保健センター機能などを備えた総合施設。このうち、ホールや研修室がある鉄筋コンクリート2階建ての「高齢者交流センター」で大規模な雨漏りが発生した。

 市によると、2日に佐賀県内に接近した台風9号で屋根の半分以上の鋼板、防水シートがめくれ、一部雨漏りが始まった。台風10号の2次被害に備え、めくれた鋼板を全てはがしたところ、6日から7日にかけての10号の接近でほとんどの防水シートが飛ばされた。その後、大量に雨水が染みこんで天井が落ち始めたため、11日にホールの舞台とフロアにビニールを敷いた。

 その後の大雨で天井がさらにはがれ、外の光が差し込む部分もあった。

 漏電の恐れがあるため3日から電気を止めており、どんちょうやステージの照明の被害は確認できていない。市は「ビニールシートなどでは覆えないほど規模が大きく、雨を防ぐのも難しい状況」と話している。

 現在は改修の事業費を積算中で、工事の規模は決まっていない。施設は町や学校行事などで利用されているが、雨漏りによる影響で、1月末まで成人式など約40件の予約がキャンセルになった。

 市は施設の被害や利用停止を18日夜になって公表した。(横田千晶)

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