佐賀県立名護屋城博物館=佐賀県唐津市鎮西町

 薩摩の戦国武将、島津義弘(1535~1619年)に焦点を当てた「鬼島津が遺(のこ)したもの-島津義弘と文禄・慶長の役」展が18日、唐津市鎮西町の県立名護屋城博物館で始まった。国宝「島津家文書(もんじょ)」をはじめ、前・後期で資料63点を展示。佐賀初公開の資料も多く、義弘の功績や人物像に迫る。観覧無料、11月8日まで。

 義弘は文禄・慶長の役で挙げた武功などから、後世「鬼島津」のイメージが定着し、名護屋城築城にも積極的に関わった。

 島津家文書の「豊臣氏五大老連署状」は義弘と子・家久の武功に対する徳川家康ら五大老からの感状。文禄・慶長の役や関ヶ原で義弘が使用したと伝わる刀「朝鮮兼光」や「高麗虎狩図屏風(こうらいとらがりずびょうぶ)」など“猛将”ゆかりの資料が並ぶ。

 同館では2016年度から、島津義弘陣跡の発掘調査を行い、石垣、玉石敷(たまいしじき)など陣屋の構造や在陣生活の一端を示す手掛かりを確認した。同展は発掘成果の発表と義弘の魅力を紹介しようと企画した。月曜休館(21、22日開館、23日休館)。会期中はさまざまな関連イベントを予定している。(成富禎倫)

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