佐賀県農業技術防除センターは、稲の害虫トビイロウンカによる被害が例年より早い8月下旬から発生しているとして、防除対策の徹底をあらためて農家に呼びかけている。同センターは既に8月20日に警報を出しているが、その後の調査でも、主にウンカの第3世代の幼虫が大量にふ化しているのを確認したという。

 同センターが15、16日に実施した普通期水稲の調査(48圃場)では、トビイロウンカの発生株率は50・9%で平年の3・5倍にのぼった。被害の大きかった前年の23・1%より高く、今後の被害の拡大が懸念される。

 同センターは「これまでの防除状況にかかわらず、しっかり発生状況を確認し、虫の寄生度が高い場合はすぐ防除してほしい」と助言している。約1カ月単位で世代交代するトビイロウンカは、一時的に姿を消したように見えるため要注意という。

 既に佐賀市富士町など山間地では過去に例がないという被害が確認されている。今年はウンカの飛来数が多く「早い時期の収穫でも逃げ切れなかった」(JA関係者)という。センターは収穫適期を迎えた早生品種などは早期に収穫するよう求めている。

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