佐賀空港への陸自オスプレイ配備計画を巡る地権者説明会に関し「早急に調整したい」と述べた岸防衛相=東京・市谷の防衛省

 佐賀空港への陸上自衛隊オスプレイ配備計画に関し、初入閣した岸信夫防衛相は17日未明、省内で就任会見に臨み、防衛省による地権者への説明を優先する方針を佐賀県有明海漁協が示したことを念頭に「早期に要望に対応できるよう調整したい」と述べ、説明を急ぐ意向を示した。佐賀空港を恒久的な配備地とする従来の政府方針を継承する。

 岸氏は「『佐賀空港を自衛隊と共用しない』との約束がある公害防止協定の見直しについて、知事が漁協と協議を実施している」などと述べ、2018年8月に山口祥義知事が計画の受け入れを表明した以降の経緯を説明した。

 10日に漁協内で開かれた検討委員会に触れ、「防衛省から地権者への説明を実施してほしい旨の要望がまとまったと承知している。省としては漁協の理解、協力を頂くために引き続き誠心誠意をもって対処していきたい。早期に要望に対応できるよう調整したい」と話した。質問には、事務方から差し出された資料を読み上げながら答えた。

 岸氏は安倍晋三前首相の実弟。防衛政務官、外務副大臣、衆議院安全保障委員長などを歴任し、外交・安全保障分野に明るいとされる。(山口貴由)

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