嬉野市を舞台にした自主製作映画「てっぺんものがたり」の出演者ら。奥中央が野田尚之さん(写真は野田さん提供)

「てっぺんものがたり」の撮影現場で野田尚之さん(中央)=本人提供

 嬉野市を舞台にした自主製作映画「てっぺんものがたり」が19日から上映される。中山間地域に住む人の日常や課題を映し出した約1時間50分の作品。写真や動画を撮影する「シネマトグラファー」の野田尚之さん(55)=武雄市=が監督として指揮を執った。

 舞台は、嬉野市に住む茶農家の一家。耕作放棄地などの課題と向き合いながら、中山間地域を存続させるために奮闘する姿を描く。撮影にはドローンも使用し、上空から写した茶畑や、嬉野町吉田の「納戸料(なんどりょう)の百年桜」など嬉野の自然も随所にちりばめた。

 映画は、これまで佐賀市三瀬村を舞台に自主製作映画を撮影してきた市民団体「げんきな大地SAGA」が、野田さんに依頼して実現。撮影は昨年2月から始まり8月ごろまで続いた。演劇経験者のほか、経験のない会社員や主婦なども出演している。

 東京から武雄に帰郷した野田さん自身の実体験をベースにしたという。野田さんは「撮影しながらも、農家の高齢化や耕作放棄地が進んでいる現状を目の当たりにした。中山間地域や田舎の魅力に興味を持ってほしい」と話している。

 19日は嬉野町のうれしの茶交流館「チャオシル」(定員30人)、27日は塩田町の市社会文化会館「リバティ」(定員200人)で上映する。いずれも午前11時~午後3時に2回上映し、嬉野市民であれば入場無料。10月3日には佐賀市のアバンセでも上映する。(岩本大志)

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