根木佳織事務局長(右)からハンドブックを受け取った岩永幸三副部長=県庁

 災害支援に取り組む佐賀市のNPO法人「アジアパシフィックアライアンス(A―PAD)・ジャパン」は、新型コロナウイルスへの対応を盛り込んだ避難所運営のハンドブックを作成した。運営主体となる各市町に配布するほかウェブサイトでも公開し、コロナ禍の台風シーズンに役立ててもらう。

 ハンドブックは、避難所運営の心構えや基本的な対応、運営者の役割、外来者への対応をイラスト入りで分かりやすく説明。健康状態の確認から避難所内に誘導する手順をフローチャートで示し、症状がある人のスペースにはポータブルトイレや段ボールベッドといった場面ごとに有用な避難所グッズも紹介している。

 管理者向けの付録として、コピーして使用できる避難者受付簿や物資管理表も載せている。

 県が市町向けに5月末に作った避難所運営マニュアルの指針を基にまとめた。県の補助金も活用し、ハンドブック2千部と2種類のポスター計1千部を作成した。

 贈呈式は17日に県庁であり、A―PADジャパンの根木佳織事務局長が地域交流部の岩永幸三副部長に手渡した。根木事務局長は「コロナ禍での初めての避難所運営で、何から手を付けていいのかという中、親しみやすいイメージで県の指針に沿ったものができた」と述べた。岩永副部長は「役所の先を行く自発的な取り組みでありがたい」と謝意を伝えた。

 ハンドブックは県庁に約40部、災害時の支援協力協定を結んでいる佐賀市と杵島郡大町町に50部ずつ配り、希望する市町にも配布する。ウェブでは6日から先行して公開している。問い合わせはA―PADジャパン、電話0952(20)2900。(円田浩二)

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