台風10号の接近に伴い、佐賀市が外国人留学生に送った災害情報の通知

 佐賀市は市内の外国人留学生にメールなどで災害情報を提供する取り組みを始めた。簡単な日本語で発信し、災害時に情報が得にくい外国人留学生の避難に役立ててもらう。台風10号が接近していた5日に運用開始し、今後は「警戒レベル4」以上の避難情報が発令された際などに送信する。

 市の防災情報を日本語と英語で発信する。対象は佐賀大、佐賀女子短大、西九州大、ヒューマンアカデミー日本語学校佐賀校に通う留学生約400人。災害情報を出した後、市の担当職員が内容を確認して各大学へ送信する。大学は学生への連絡手段として使っているメールや会員制交流サイト(SNS)で留学生に伝える。

 日本語は「やさしい日本語」で、内容を簡単な言葉に言い換えて漢字に読み仮名を振っている。「避難」は「逃(に)げてください」としている。大雨などによる川の氾濫と土砂災害について、避難を呼び掛ける2種類の文面を準備している。

 台風10号が接近した5~7日には、避難所開設や避難勧告について計3回発信。市内の避難所に外国人留学生37人が避難した。

 市国際課は「行政から情報がきていることを知らない外国人もおり、今回、学校側に提案して実現した。学生は日頃から学校からの情報を確認してほしい」と話した。(松田美紀)

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