鳥栖-柏 逆転勝利し喜ぶ鳥栖イレブン=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

鳥栖-柏 前半45分、PKを決める鳥栖FW林大地=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

鳥栖-柏 後半3分、シュートを決める鳥栖MF原川力(左)=鳥栖市の駅前不動産スタジアム(撮影・鶴澤弘樹)

 サポーターの後押しが追撃ムードを演出した。観客の手拍子が解禁されてから初めてのホーム戦で、鳥栖は2-1と鮮やかな逆転勝利を収めた。決勝弾のMF原川は「無観客の時は(サポーターの後押しがなく)思っている以上にきつかった。拍手だけでもありがたい」と感謝した。

 柏は得点ランキングトップのFWオルンガを擁する。パスの出し手をしっかり押さえることを意識して臨んだが、前半は攻め込まれる時間帯が続き、25分に警戒していたオルンガに決められた。

 だが、2試合連続ゴールと波に乗るルーキーが流れを変えた。前半終了間際、FW林がペナルティエリアで積極的に仕掛けてPKを獲得した。普段キッカーは原川が務めることが多いが、自らボールを取ってセット。「原川選手に『蹴らしてほしい』と頼んだら『自信持って行け』と言ってくれたんで、強気で蹴ることができた」。冷静にGKの動きを見極め、逆方向にきっちり決めた。

 原川も続いた。後半3分、ゴールの右上へと弧を描く技ありのシュートを決めて逆転に成功した。原川は「一歩外してシュートするのは、自分のパターンの中でも持っている。それが感覚として出た」と胸を張った。

 連戦の中、前節からスタメン7人を入れ替え、ホーム2連勝をつかんだ。金明輝(キン・ミョンヒ)監督は「過密日程も決められたメンバーで行くわけにはいかないので、そういった中で勝ったのは大きい。自信にもなるし、選手の選考を今後も悩ましてくれる勝利だった」と手応えを語る。新型コロナウイルスの影響で延期されていた札幌戦が中2日で待ち受けるが、ホームの後押しを背に、次も総合力で乗り切る。(山口源貴)

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