農畜産物の盗難を未然に防ぐため、畜産農家(左)に啓発のチラシを配布して説明する伊万里署員=伊万里市南波多町の松高牧場

 関東で豚や子牛が盗まれている事件を受け、伊万里署は、施錠の徹底や防犯カメラの設置を呼び掛けるチラシを作成し、管内の畜産農家などに配布している。

 佐賀県内では同様の被害は確認されていないが「伊万里産の佐賀牛や有田鶏といったブランド品種を守りたい」と取り組んでいる。

 署員からチラシを受け取った松高牧場代表の松高良太郎さん(36)は、伊万里市南波多町で約500頭の肥育牛を育てている。関東での窃盗事件について「生産者の気持ちを分かっていない」と憤りを示し、防犯対策を徹底する気持ちを新たにしていた。

 県畜産課によると、県内で牛や豚、鶏を飼育する畜産農家の総数は約1020戸(2019年2月時点)で、伊万里地区には約160戸ある。伊万里署生活安全課の江口明範課長は「大切な家畜を被害から守るために、侵入されにくい環境づくりをしてほしい」と促している。(小部亮介)

このエントリーをはてなブックマークに追加