玄海原発3号機(手前)と4号機=東松浦郡玄海町

 九州電力は10日、玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)で重大事故が起きた場合の対応拠点となる緊急時対策棟について、工事計画認可申請書を原子力規制委員会に提出した。九電は2021年度内の着工、23年9月の完成を目指す。

 緊急時対策棟は、耐震構造の地上2階地下2階建てで、延べ床面積は約6080平方メートル。300人以上が収容可能で、地下部分は支援機能として会議室や休憩室などの設備を拡充する。

 九電は17年1月に規制委から原子炉設置変更許可を得ており、当初は19年12月の完成予定をしていた。先行する川内原発1、2号機(鹿児島)の施設の審査や設計などを申請書に反映させるのに時間がかかり、完成が遅れていた。玄海原発には、新規制基準に適合した「代替緊急時対策所」があり、九電は安全面や原発の稼働に問題はないとしている。(中村健人)

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