激しい風と雨で枝を大きく揺らす木=7日午前5時ごろ、佐賀市の佐賀新聞社前(建物の中から撮影)

 大型で非常に強い台風10号は7日午前3時45分ごろ、長崎県五島市の北東約30キロにあり、佐賀県内などを暴風域に巻き込み、時速約35キロで北へ進んでいる。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルとなっている。県内ではこれまでに7人がけがをして救急搬送された。

 佐賀地方気象台によると、佐賀市で午前3時31分、41・6メートルの最大瞬間風速を記録した。白石町では同2時32分、9月の観測史上最大となる風速30・8メートルを観測した。午前5時26分、佐賀、多久、武雄、唐津の4市に大雨警報が発令された。

 佐賀県によると7日午前2時時点で、県内301カ所の避難所に9590世帯2万707人が避難している。

 九州電力によると同日午前5時現在、多久、小城、鹿島など県内13市町の約1万5090戸で停電が発生している。

 JR九州は7日、九州新幹線、在来線ともに全ての列車を運休。松浦鉄道は全線で終日運転を見合わせる。西日本高速道路(NEXCO西日本)によると7日午前0時時点で、県内の高速道路は全線で通行止めとなっている。

 杵藤地区消防本部によると、嬉野市の90代女性と杵島郡白石町の70代男性が避難所で転倒した。また、台風に備えた屋根の補修などを行っていた鹿島市や武雄市、白石町の40~70代の男性5人も転落してけがした。

台風10号の様子(2020年9月7日 午前5時ごろ)

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