佐賀県の寺島克敏産業労働部長(左)から要望書を受け取る県経営者協会の戸上信一会長=佐賀市の戸上電機製作所

 佐賀県と県教育委員会、佐賀労働局は4日、県経営者協会など経済4団体に来春卒業予定の高校生らを積極的に採用するよう要請した。

 佐賀労働局によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などにより、企業からの求人(7月31日時点)は前年同期比で28・2%減少。就職希望の高校生も15・1%減っている。

 県経営者協会では、寺島克敏県産業労働部長らが「生徒たちは就職に不安を抱えている。新型コロナで厳しい状況ではあるが、より良い人材を確保する機会と捉え、継続的・積極的な採用に努めてもらいたい」と述べた。同協会会長の戸上信一戸上電機製作所社長は「会員企業に周知徹底したい」と応じる一方、「新型コロナで業種間の格差が生まれており、宿泊や交通が元に戻るかは見通せない」などと語った。

 県商工会議所連合会、県商工会連合会、県中小企業団体中央会にも要望書を提出した。厚生労働省は、新型コロナの影響を踏まえ、来春卒業予定の高校生の就職活動について、企業による採用選考開始を当初の9月16日から10月16日に1カ月遅らせている。(大橋諒)

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