オンラインで開いた佐賀県学童保育研究集会で、児童と保護者との向き合い方などを語った片山恵子さん=小城市三日月町の県放課後児童クラブ連絡会

 学童保育の課題について考える「佐賀県学童保育研究集会」が8月30日、開かれた。新型コロナウイルスの影響でオンライン形式での講話があり、学童保育の元指導員で、NPO法人「放課後児童支援員の仕事と研修・研究会」(東京都)の片山恵子代表が、児童や保護者との向き合い方などについて語った。

 片山さんは、埼玉県さいたま市の学童保育の現場で指導員として約40年勤めた。反抗する男児への接し方について語り、「表面的だけでなく気持ちの本質を知ろうとしないといけない」と指摘。会話を重ねる中で男児が家事を手伝っていることを知ってから男児が心を開いたという経験談を披露した上で、「日々の小さな関わりが相手からの共感につながる」と強調した。

 保護者との会話では、経済的な苦労や子どもとの接し方などの悩みが聞こえてくるという。片山さんは「話を聞く存在になることで子どもは伸び伸びと過ごせて、親は安心して預けられる。一人一人を受け止めることが大切」と呼び掛けた。

 NPO法人佐賀県放課後児童クラブ連絡会が主催。県内外から50人を超える指導員や保護者が視聴した。(中島佑子)

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