ことし元日付の本紙1面の記事。自衛隊が2015年度から導入する新型輸送機オスプレイの拠点に「佐賀空港も浮上」の見出し。福岡や長崎、千葉県の自衛隊飛行場とともに候補地の一つだった◆あさって防衛副大臣が古川知事らに会いに来る。佐賀空港に絞り込んだようだ。知事は事実無根と否定しているが、佐賀県から自民党や防衛省に対し「空港を自衛隊に利用してもらえないか」と要請があったと伝わる。一体誰が?である◆ヘリコプターのように浮かび上がり、プロペラ機のように飛ぶ。新しい技術なだけに当初は事故が頻発し、沖縄県の米軍普天間飛行場に配備するときは反対運動がわき起こった。尖閣諸島をめぐる中国との対立をにらみ、防衛省は導入する17機すべてを佐賀空港に配備し、佐世保市に新設する離島奪還部隊の輸送に充てるという◆要請を待つしかないが、なぜ佐賀なのか、どんな使われ方をするのか注目したい。米軍との共同使用もささやかれているが、沖縄の基地負担軽減は無視できない問題ではある◆のんびりとした佐賀空港がいいに決まっている。軍事拠点になると標的になりやすいし、ふたを開けると実体は米軍基地とならないか。尖閣、普天間、集団的自衛権、特定秘密保護法…。変わりゆく日本の安全保障の渦中に巻き込まれていくようだ。(勝)

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