佐賀県の対策本部会議で、新型コロナウイルスの感染状況に関して所感を述べた山口祥義知事(右)=25日午前、県庁

 佐賀県の山口祥義知事は25日、新型コロナウイルスの感染状況に関し、「県内の発生地域は局所的」との認識を示した。カラオケを設置した飲食店4店に関係した連続感染や運送会社のクラスター(感染者集団)が発生した小城市に警戒を呼び掛ける一方、佐賀市の白山、愛敬両地区での感染は収まっているとした。

 県は7日の対策本部会議で当時感染が相次いでいた佐賀市の白山、愛敬両地区を明示して注意を求めていた。山口知事は25日の会議で「最近はこの地区から感染者は出ておらず、しっかり封じ込めることができた」と述べ、「佐賀市の繁華街はだいぶ客も減っている。今はむしろ皆さんでお店を支えてほしい」とし、県民に地元消費を訴えた。

 また、小城市の小城町、三日月町に関しても、感染の広がりを「何とか追い切れている形だが、確実に調査を進めて封じ込めることができるよう、小城市の皆さんには警戒をお願いしたい」と強調した。

 県は午前中の会議で、連日感染が確認されているものの、感染経路不明のケースは少なく「落ち着いている」との見方を示した。一方、感染が1人で収まらず、ほとんどが周囲に広がっていて、現時点で家族や親族間の感染が20例、53人確認されたと報告した。(栗林賢)

佐賀県新型コロナウイルス感染症対策本部会議(2020年8月25日)
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